春ばるブログ

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続・クリント・イーストウッドという爺さん

前回に引き続き、クリント・イーストウッドのお話しでございます。

 

チャラ男イメージとは程遠いイーストウッドでありますが、「マディソン郡の橋」では人の嫁はんを寝取ってバイナラ(^o^)/~~というエロカメラマン、キンケイドを演じておりました。
あっ、これは言い過ぎましたね。
確か、最初に食事に誘ったのはメリル・ストリープ演じるフランチェスカの方でしたし、キンケイドはマジでした。
それをダンナと子供が気になって「行こっかな~、ヤメよっかな~」状態のフランチェスカに泣く泣く断念。
窓の外でゲーハーぎみのオッサンびしょ濡れ、つーお話しでした。
いや~、それにしてもフランチェスカというのはたいしたタマですね~。
ダンナの居ぬ間によその男を連れ込んでパコパコ、マジになっちまった間男に、「アタシやっぱダンナと子供が大切だからアンタ無理!でも愛してるのはアンタだけ」とぬかして最後にゃ天国で間男と結ばれちまうんですから。
日記と手紙に感動し、自分らの父ちゃんを裏切り続けた母ちゃんの遺灰を間男と同じ場所に撒いた子供らにも拍手です。

 

どうもメリル・ストリープにはこういったイメージが付きまとうんですよね~。
「アンタ、離婚ね」といってダンナも子供もおっぽって出てっちまったにもかかわらず、「やっぱ子供はよこしな!何?いやだ?んじゃ裁判ね」という嫁を演じた「クリマー・クレイマー」ありき。
おそらくワタクシだけが持つイメージなんでしょうね。
「ディア・ハンター」、「ソフィーの選択」など多くの秀作の中で倦怠期間における主婦の役柄をピックアップしてイメージを固定してしまうのは良くないとは思うんですが。
しかしその反面、「激流」で魅せたハッスルママなどは新鮮さが倍増しますよ。

 

え~、話しをイーストウッドに戻しましょう。
どうも脈絡が逸脱するのはワタクシの悪いクセのようですね。

 

さて、前回から触れておりますイーストウッド、チャラ男作品。
とっておきの2本をご紹介したいと思います。
まずは「恐怖のメロディ」という作品です。
映画好きの皆さんは殆ど知っておられると思いますが、記念すべきイーストウッド初監督作品なんですね~。
エロル・ルイ・ガーナーの「ミスティ」をリクエストする女にちなんで原題は「Play Misty For Me」。
原作はジョー・ヘイムズで脚本にも絡み、バーテンダー役でドン・シーゲルも登場しています。

 

 

イーストウッド演ずるはラジオ局の人気DJ(皿回す方じゃありません、ちなみに)デイブ。
トビーというチョーカワの彼女がいるんですが、ちょい離れる事になりウッキーウッキー!!頭ん中、出会い系サイトでいっぱいになります。
それを知ってか知らぬか、デイブの番組に突如「ミスティをかけて~ん」のエロリクエスト。
しばらくするとデイブ行きつけのバーにエロリクエストのエロ女、ジェシカ・ウォルター演じるイブリンがご登場。
「割り切りよ、割り切り、もち援じゃないわよ~(-。・)」
「マジっすか~」
据え膳食わぬはチャラ男のナンチャラ、息子の操縦がきかなくなったデイブ、イブリンのアパートに不時着してパッコンしちまいます。
「一人暮らしじゃん、オレんとこも知られないで済むしホテル代もかかんないしチョーラッキー!!トビーが戻るまで何回か寝っかな・・・ダハハハハ」
はい、そんな簡単な女じゃありませんでしたね~。
ピンポ~ン!! 「うるせーな~、これから女子高生顔面騎乗観るとこなのによ~・・・あれ、イブリンちゃん!ボクの顔の上に座っていきます?」とあっという間に部屋バレしちまいます。
「ヤベ~な~」といってもすでに手遅れ。
女社長と仕事の打ち合わせ中に突如現れてはいきなりブチ切れるわ、「女居んじゃね?」と毎晩アパートにおしかけるわ、デイブに女が絡むと脳みそプルンになっちまいます。
そんな激ヤバ真っ只中、チョーカワ彼女のトビーが戻ってくることに。
ドロドロ状態ですね~。
これはヤバイと別れ話を切り出しますが、イッちまってるイブリンには埒が明きません。
とはいえさすがはエロデイブ、しばらく離れていたせいでトビーちゃんに息子が反応。
イブリンをなんとかせにゃならんつーのにトビーと海岸でハメハメ、肝が据わっとります。
しかし、これがいけません。
全てをストーカー化したイブリンに覗き見られ、とち狂ったイブリンはデイブの部屋におしかけて自分の手首をぶち切る逆アベサダ状態。
こりゃもう、トビーに全て話すしかありません。
そんなおりデイブのアパートの掃除のおっちゃんだか何だかをイブリンが刺しちまいまして病院送りに。
しばらく穏やかな日々が続きますが、そうは問屋が卸しません。
トビーのルームメイトが引越し、別の子とシェアーする事に。
はい、当然これがイブリンでありますね~!トビーはイブリンの顔、知りませんから。
それに気付いたデイブが現地急行、あとはお決まりのひっちゃかめっちゃかサスペンス状態とあいなります。

 

これ、何か観た事ある話だな~?と思った方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。
そうです、エイドリアン・ライン監督の「危険な情事」にクリソツですね~。
もちろん、「恐怖のメロディ」の方が先ですよ、1971年ですから。
公開当時、公式アナウンスはありませんでしたが、ほぼリメイクなんじゃないでしょうか。
こちらには原作者ジョー・ヘイムズのクレジットはなく、ジェームズ・ディアダンのオリジナル脚本のようになっていますが、パクリにはならないんでしょうかね?
チャラ男はマイケル・ダグラスで職業は弁護士、嫁役はアン・アーチャーで6際の女の子がいる設定。
ウサギを煮るストーカー女はグレン・クローズ、はまり役でしたね~。
それぞれ観比べてみるのも、おもしろいかもしれません。

 

そしてもう1本は「白い肌の異常な夜」と言う作品。
すごい邦題ですね~、タイトルだけで観たくなってしまいます。
監督は先に紹介した「恐怖のメロディ」」でバーテンダーを演じていたドン・シーゲル、「マンハッタン無宿」以降「ダーティー・ハリー」、「真昼の死闘」、「アルカトラズからの脱出」でもコンビを組んでいます。
たぶん「恐怖のメロディ」」、「白い肌の異常な夜」共に自身の製作会社マルパソプロでの製作だと思うんですが、その多くはワーナーで配給されている中、どちらもCICというのも偶然なんですかね。

 

 

舞台は南北戦争末期。
イーストウッドが演じるは北軍のエロ兵士、ジョン・マクバーニー伍長であります。
戦火の中、負傷し意識もうろうのエロ伍長をめっけたのは年端もいかないロリロリ少女。
「オレ、さすがにテリトリーじゃね~わ」と言ったか言わないかは別として意識を失っちまいます。
しばらくして目を覚ましたエロ伍長、あらビックリ!!
なんと運び込まれたのは敵軍、南部の山奥にある女の園じゃあ~りませんか。
くもの巣が張る寸前の熟女オバチャン、ジェラルディン・ペイジ演じる院長のミス・マーサを筆頭に厳格なインテリエロ女教師、エドウィーナ、「男、男、男、男キタ~~~」のギャル、キャロル、コギャルのドリス、どうでもいいジャニー、そしてイーストウッドをめっけたロリロリ少女、エミー、黒人のメイド(南部は奴隷制存続を主張しておりましたので)らが戦火を逃れて自給自足生活を送るファンスワース女子学院でありました。
敵軍の兵士ゆえ困惑するものの、身動きできないエロ男となったら拉致るしかありません。
「息子よ起て~、息子よ起て~」と一生懸命看病したかいもありエロ伍長は目を覚まし序所に回復していきます。
しかしここからがいけません。
まだ片足を引きずってるっつーのにあっちにウロウロこっちにウロウロ。
当然ギャル、キャロルがほっとくわけがありません。
据え膳食わぬはエロ伍長のなんやら、ペロッと食っちまいます。
こうなったらもう息子の操縦不能、コギャルとはチューしちまうは、女教師をひっぺがしたくなるわ、メイドにまで息子ピンコで日々あっちにウロウロこっちにウロウロします。
そしてついにオバハン院長、ミス・マーサもご昇天。
しかし、紅夢やら大奥やらでも描かれる「あれ」が渦巻いておりました~。
はい、そうです、女の嫉妬でありますね~。
ホンマもんのハーレムでもグチャグチャするっちゅーのに、こんなエセハーレムでみんな食っちまったんじゃどーなるか考えなかったんでしょうかアホエロ伍長。
案の定マジになっちまってた女教師にブチ切れられて階段から突き落とされちまいます。
せっかく治りかけてたっつーのにさらに悪化させ傷口は化膿しチョーヤバに。
こうなってくると女は怖い、嫉妬心やら憎悪やらが団結力を生み、「こりゃあかんわ、切断ね」と、オバチャン院長の一言で足チョンパとあいなります。
目覚めたアホエロ伍長、「ん、オレの足どこいった?」と半狂乱。
しかし、ここからがいけません。
おとなしく、女の園で介護生活と腹決めリャイイものを、夜な夜なあっちにウロウロこっちにウロウロして仕入れたオバチャン院長の近親相姦の過去やらをネタに「オレが王じゃ~!!なんか文句あっか!!」と、とち狂っちまいます。
さらには最後までなついていたロリ少女の可愛がっている亀ちゃんをぶん投げてぶっ殺し全員を敵に。
アホとしか言いようがありません。
最後は「わかった、あなたが王様よ(~ё~)仲直りに美味しいものごちそうするわ(-。・)」のお誘いに「お~、そうかねそうかね、んでは美味いもん作れや!!だはははは」とアホさ倍増。
毒きのこを食わされあっさりオダブツという末路。
アホとしか言いようがありません。
しかしながらワタクシも同じ立場になったと想定してみると、アホエロ伍長と同じ事をするに違いありません。
あっ、でも足をちょん切られて身動きがとれなくなったところで観念するかも。
複数の女性達に一生飼殺しにされるというのもエエかもしれませんよ~。
息子も役にたちませんし飽きられて、おっぽり出されたら終わりですが。
ほんとにアホとしか言いようがありませんね。

カテゴリ: 映画とか
2025/3/7(金) | ホーム | コメント

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