勝手にホラ~番外編
またまた前回に引き続きまして、勝手にホラーベスト10を選ぶにあたり、奇しくもランクインを断念せざるを得なかった番外編作品について、だべってまいります。
いつも通り、ま~~~ったく何の参考にも役にもたちませんが早々、以下に発表~う!!
番外編1 カラー・ミー・ブラッド・レッド~「色使いが悪いがなアンタ」と言われてカチンときたアホ画家が、人様の血で絵を描いたら、「おっ、イイんじゃね?」というわけで、絵の具を買わずに女を殺しまくるというお話し。 ハーシェル・ゴードン・ルイスはやっぱ「血の祝祭日」なんですよね~。(ジョン・ウォーターズの「シリアル・ママ」に、ホラー映画好きのガキがコレ観るシーンがありましたっけ) もしくは「2000人の狂人」。 まあ、一応ワタクシも絵描きの端くれって事で。
番外編2 サンゲリア~ゾンビがカリブでウジに集られたり、ミミズに這われたりしながらサメと戦うというお話し。 ルチオ・フルチといったらコレしかないですね~。 ロメロゾンビの亜種ではありますが肩を並べているんではないでしょうか。 それにしてもこのおっさん、目に何か刺すの好きですね~。 イタリアの・・・というか、イタリア、ドイツ、日本のホラーはなぜか陰湿な感が否めないのはワタクシだけでしょうか。
番外編3 ザ・スタッフ~アイスだかメレンゲだかみたいな食いもんを食った人達は、「ウメー、ウメー」とのりピー状態。 挙句の果ては体がスッカラカン、ぶん殴っただけで粉々に。 いったい何を食ったのか?・・・食ったのはエイリアンでした~というお話し。 何しろゾンビのデザートですからね~。 「悪魔の赤ちゃん」のラリー・コーエンなんですが、こっちのが好きです。
番外編4 スナッフ/SNUFF ~殺人カルト集団があれやこれやして、なぜか最後にチャチな偽スナッフシーンが登場。 「これ、本当に殺してるんじゃん?」という「ギニー・ピッグ2」のゴミみたいなお話し。 モンド系になるんでしょうかね。 フィンドレイ夫婦が撮った作品のラストに、頭パーのおっさんが勝手に偽殺人場面を加えノンクレジットで謎のフィルムかのように仕込んだようですが、作品から戦略までゴミという楽しい一本です。
番外編5 ソサエティー~上流社会の皆さんが日夜繰り広げるエロエロパーティーは、頭がケツにくっ付くわ、どっかにチユーしたら口がくっ付くわ、あっちゃこっちゃくっ付きまくるという狂乱の宴。 「ボク、そんなのに入りたくないよ~」という我がままなガキが、最後は口だかケツだかから手を突っ込んで人体を裏返すという、「お金最高~」なんだか、「人並みで結構~」なんだかわかんないお話し。 これ、大好きなんであります。 ラストのパーティーシーンだけ数十回観ました~。 監督はブライアン・ユズナ、特殊メイクはスクリーミング・マッド・ジョージと、「死霊のしたたり2」コンビです。
番外編6 ネクロマンティック1~死体愛好家で尚且つ最高のお仕事「死体処理業」に就く脳みそトロトロ男が、死体を持ち帰っては、同じく脳みそトロトロの嫁はんと3P。 ところがある日、「あれ、嫁はんどこ行った?」となりました。 実は嫁はん死体と駆け落ちランデブ~。 「あっ、そ、だったらイイもん」という事で関係ない女を殺し、「もっと気持ちイイ事見っけ~」というお話し。 ドイツのユルグ・ブットゲライト監督作でありますが、このおっさんもトロトロですね~。 「ネクロマンティック2」は女がメインのストーリーで、1よりも残虐シーン満載です。
番外編7 ヘルレイザー~「ん、おもろそうなルービックキューブだにゃ~」と骨董屋でめっけた禁断のパズルボックスを開けちまったエロ男が、ボンデッジファッションのドS魔導士達に「気持ちエエ~」世界に連れてかれるお話し。 自身の「ヘルバウンド・ハート」を映画化したSM大好き、クライヴ・パーカー監督作。 キャラもんですね。 ドMのワタクシではありますが、あんな目に会うのはゴメンです。 それだったら貞子に踏みつけられたり、顔の上に座ってもらった方がイイんですが。
番外編8 血を吸うカメラ~オヤジに心理学的な「オイタ」をされたガキが成長し、とトチ狂ってナイフ付きカメラで怖がる女を撮影&殺害。 追い詰められて最後は自分を撮影&自殺という身も蓋もないお話し。 今となっては的な感もありますが、記憶に残ってたので。
番外編9 痩せゆく男~ジプシーに、「お前は痩せていく~」と呪をかけられたデブの悪徳弁護士。 食えども食えども痩せ続け、宮沢理恵状態に。 「やべ~」つー事でマフィアと組んでジプシーを脅し、「人に食わせりゃ呪が解けるがな」という呪のビデオならぬ呪パイを入手。 それを身内からマフィアにまで食わせまくるという、カショオの女子高生が泣いて喜ぶようなお話し。 キング原作で「チャイルド・プレイ」のトム・ホランドが監督。 ビフォー&アフターは特殊メイクですが、ロバート・ジョン・バークには、デニーロやクリスチャン・ベイルばりの肉体変化でトライしてほしかったですね~。
番外編10 壁の中に誰かがいる~可哀想な境遇のガキが「家賃3倍ね、払えなきゃ出てきな」と言われ、友達と共に家主兄妹(夫婦)の屋敷へ強盗に。 そしたら、あらビックリ。 友達は犬のエサにされるわ、そこら中のガキが監禁されてゾンビ化してるわ、生まれてから軟禁状態のガキが登場するわのヒッチャカメッチャカ。 「マッポも信じてくんないし、だったらボクがやっつけてやる!!」と、折角脱出した屋敷に懲りずに乗り込むという勇ましいガキのお話し。 結構、おもろいんですよね~。 監督は「エルム街の悪夢」「スクリーム」の ウェス・クレイヴン。 近親相姦の変態夫婦役に「ツインピークス」のエヴェレット・マッギルとウェンディ・ロビーを、まんま起用しとります。
番外編11 ZOMBIO(ゾンバイオ)/死霊のしたたり~死体蘇生血清という、ただのゾンビ生成薬を開発したアホ学生が「死んでもコレで生き返るよ~」と注射しまくり、挙句の果てはロボトミーの変態教授の逆鱗に触れるというお話し。 出来てもいない映画をパンフ販売し、売れたのだけ撮るという、ご存知チャールズ・バンドのエンパイア物であります。(その後チャールズ・バンドはフルムーンを設立) 同エンパイア「フロム・ビヨンド」のスチュアート・ゴードンが監督してます。 もう10年以上前ですが、渋谷プライムでエンパイアナイトというのがありまして、この作品をスクリーンで視聴した事があります。 他にもクラウス・キンスキー主演の「クロールスペース」など、たまらないゴミも上映されて楽しかったですよ~。 もう、あんな企画は二度とないかもしれません。 続編はブライアン・ユズナが撮っています。
番外編12 地獄の謝肉祭~ベトナムの戦場で、飢えから食人を経験した帰還兵が、「腹へったよ~、牛さんや鳥さんじゃ物足りないよ~」と人間を襲いまくり、噛まれたヤロウも、「人食いて~」となってしまう困ったチャンなお話し。 なんといっても「燃えよドラゴン」のジョン・サクソン主演というのが肝であります。 大昔、「ショーン・コネリーの代わりにジェームス・ボンドを演れるのはコイツだ」と言ったら「アホか」と言われた記憶が蘇ってきますね~。 落ちぶれた末路ですが、ロバート・ロドリゲス監督の「フロム・ダスク・ティル・ドーン」でタラちゃんと競演もしています。
番外編13 吐きだめの悪魔~どっかの地下室で見っけたワインを飲んだ浮浪者が溶ける溶ける。 便所で溶けて便器内に溶解するわ、ビルの非常階段で溶けて肉片を下にばら撒き、それに触れた歩行者も溶けるわ。 そこに出張ってきた指突っ込んでゲロ吐く刑事やら、ベトナム帰還兵のイッチまった浮浪者のボスやら、輪姦される女やら、浮浪者が巣くう廃棄工場のヤツやらが絡んで、ワインの出所だとか、溶ける秘密だとかはどうでもイイお話し。 とにかく汚い作品であります。 監督のジェームズ・ミューローはカメラがメインで、そうそうたる作品を撮影してるんですが、何を血迷ったんでしょうか。 ワタクシは大好きですよ~。
番外編14 クリープショー~ガキの読んでるホラーマンガに沿った、第1話「父の日」、第2話「ジョディ・ベリルの孤独な死」、第3話「押し寄せる波」、第4話「箱」、第5話「奴らは群がり寄ってくる」から成るオムニバス。 ゆえに各ストーリーのあらすじ(全くあらすじになってませんが・・・)は割愛させていただきます。 スティーブン・キング演じる農夫が、落下した隕石に触れ草男になっちまう、第2話の「ジョディ・ベリルの孤独な死」と、潔癖症の科学者が「スクワーム」ばりにゴキの大群に襲われ、「ん?ゴキどこ行った」、「博士の中でした~」という、第5話「奴らは群がり寄ってくる」がワタクシ好みです。 監督、特殊メイクは全編、ジョージ・A・ロメロとトム・サヴィーニのコンビ、脚本はスティーヴン・キングの書き下ろしです。 キャストも「裸の銃を持つ男」のレスリー・ニールセン、「白いドレスの女」のテッド・ダンソン、「トゥルーマン・ショー」のエド・ハリス、「ダーティハリー2」のハル・ホルブルックなど多彩。 マイケル・ゴーニック監督で「クリープショー2 怨霊」というのも製作されましたがワタクシ的にはイマイチです。
番外編15 ボディ・バッグス~ジョン・カーペンター製作の全3話TV用オムニバス。 こちらもストーリーのあらすじは割愛させていただきますが、第2話の「HAIR」がおもろいです。 ステイシー・キーチ演じるゲーハー男がTVの増毛広告を見て早速トライ。 生える生える、翌日にはロン毛に。 ところが頭以外にも毛が・・・その正体はエイリアンでした~というお話し。 第1話「ガス・ステーション」に続き、カーペンターが監督、第3話「EYE」はトビー・フーパーが監督してます。 ストーリーを繋ぐ検視官役もカーペンターが演じ、サム・ライミ、ウェス・クレイヴン、トビー・フーパー、ロジャー・コーマンがカメオ的に出演。 さらにシーナ・イーストンやマーク・ハミルの他デボラ・ハリーのキャスティングもイケてるんじゃないでしょうか。
今度ばかりは本当に皆さんの逆鱗に触れそうでありますね~。
取り上げたい作品がもっとあったんですけども、アホさ加減を更に露呈してしまいそうですので(すでに露呈済みですか・・・)、この辺でおひらきとさせていただきたいと思います。
いずれ別ジャンルでも、勝手にベスト10をやってみたいですね~。
えっ、もうイラネェ?
ますますやる気が出てまいりました~\(^O^)/