Windows 7 Ultimate、入手いたしました!!
突然、何ブッこいてんでしょうかワタクシ。
久々に記事を書くので冒頭から頭パッカ~ンになってしまいました(゚∀。)
え~、Windows 7でありますが、これまでβ版、RC版共にVirtual PC 2007の仮想マシンにおいて試してみました。
RC版に関しては本年度6月まで使用可能ですが、いずれ削除は必須に。
というわけで製品版入手までは物理領域へのインストールは避けてきたんですが、仮想環境では叶わなかったXPモードと実領域でのパフォーマンスにワクワクしながらWindows VistaとWindows 7のデュアルブートを構成してみました。
某メーカーの簡易BTOではありますが、まずはワタクシのマシン環境をば。
OS:Windows Vista Home Premium
CPU:Intel(R) Core(TM)2 Duo processor 2.13GHz
チップセット:Intel(R) G965 Express
メモリ:4GB
ハードディスク:250GB×2-RAID 0(ストライピング)+1TB(データ保存用) いずれもSATA 2(3.0GB/sec)です。
当初、1TB(データ保存用)をパーテイション分割しWindows 7をインストールしようと目論んでいたんですが、1TB(7200rpm)クラスが6000円代前半まで値下がっている事もあり、金もないのに増設してしまいました。
まずは増設作業&フォーマット。
乾燥期ゆえドアノブなどに触れて放電をば、バチッとな。
クイックをを避けたせいでフォーマットには1時間半近くも・・・データ保存用の増設時も同じでしたが。
続いてパーテイション分割。
今回使用したのはEASEUS Partition Manager。
アホなワタクシでもチョー簡単操作です。
EASEUS Partition Manager
OSのインストール領域に62.3GBを確保しパーテイション分割完了。
続いてWindows 7のインストールですが、これもいたって簡単。
Vista側から任意のパーテイション及びハードディスクを指定するだけです。
インストール完了後のディスクの管理画面とコンピューターです。
ディスクの管理画面
まずはXPモードを試してみましょう(この機能を使用するにはOSがProfessional以上である事や、VT及びAMD-Vなど、仮想化テクノロジーに対応したプロセッサである事、それに伴うBIOSの設定、マシンスペックなどを満たしている必要があります)
なんと、これはチョー簡単じゃないですか!!
Virtual PC本体と仮想化用にコンパイルされたWindows XPをダウンロードしてインストールするだけ。
従来のVirtual PC 2007ではVirtual PC コンソールより新規に仮想マシンを作成し、そこに別途用意したOSをインストールする必要がありました。
Virtual PC コンソール
未対応だったUSB外部ストレージ・デバイスにも対応しXPモード上部のUSBタブから実行可能に。
これまで手動で行う必要があった共有フォルダの設定もXPモードを起動すればWindows 7側のディスクをネットワークドライブとして認識しマイコンピューターに表示されます。
唯一のデメリットとしては、ホスト、ゲスト間のドラッグ & ドロップができない事ぐらいでしょうか。
しかし、これも共有フォルダからのコピペでノープロブレムでしょう。
起動もスタートメニューのアイコンからワンクリックです。
Virtual PC 2007ではまずVirtual PC コンソールを起動し、そこからゲストOSを起動する必要があったのでアクセスも簡単になりました。
さらに設定画面より自動公開を有効にする事でXP側のAll Users内のスタート メニューに登録されたアプリケーションをWindows 7のスタートメニューにあるWindows Virtual PCフォルダの直下に置く事ができます(AppData→Local→Microsoft→Windows Virtual PC→Start Program )
これにより任意のアプリケーションをWindows XPモードで起動する事が可能に。
また、フォルダ共有及びクリップボードの共有、ホスト、ゲスト間のシームレスなマウスポインタの移動、ドラッグ & ドロップによるコピペ(Virtual PC 2007のみ)、ウインドウの自動リサイズ機能などはゲスト内に「バーチャルマシン追加機能」をインストールする事で初めて有効になったVirtual PC 2007に対しな~んもする必要がないというお手軽さです。
Virtual PC 2007(windows XP)
Virtual PC 2007(windows XP)設定画面
上記、Windows Virtual PCフォルダ内の仮想マシンフォルダに格納されているvhd、vmcファイルをバックアップしておけば、いざという時いつでも原状回復できます。
もちろんゲストOS内の状態はホストOSに影響は及ぼしませんが、インストールしたアプリケーションを再インストールするなどの手間を考えればとっておいた方がイイかもしれません。
物理領域と一緒ですね。
複数のゲストOSをサポートしているVirtual PC 2007ですが、Linuxをサポートしていないなど「あら?」な部分もしばしば。
Windows 7で動作しないアプリケーションの動作目的ならXPモードは使い勝手がイイんじゃないでしょうか。
とはいえ、ホスト側で常駐させたいファイアウォールやセキュリティーツールはどうにもなりませんが。
かつてOutpostとActive Virus ShieldをVistaで使用したくて泣きを見た事がありましたっけ・・・(現在Outpostは2009年版となりVista SP2に対応、同相互モードでWindows 7でも動作するようです)
さて、VistaとWindows 7のデュアルブートですが、起動時のブートマネージャーで通常起動するOSや起動までの時間設定はWindous 7側のシステムの詳細設定における起動と回復で設定できます。
デフォルトでは後からインストールしたWindows 7が既定OSになっていますので必要に応じて変更するとイイと思います。
起動と回復
とまあ、インストールはいたって簡単なんですが削除となると、そうは問屋がナンチャラなようです。
VistaとWindows 7の場合はbcdedit.exeを利用したコマンドを実行する事でブートマネージャーを再構築する必要があるようでして、その設定が複雑で脳みそぷるんなんですね~。
RC版を物理領域にインストールされている方はいずれ削除は必至。
というわけで、EasyBCDというツールがイージーみたいですね。
Change Settingsタブでブートマネージャーの既存OSの選択や起動までの時間設定はもちろん、Add/Remove Entriesタブでは表示順位や削除もおこなえるスグレものです。
既存OSを元に戻した後エントリーを削除。
その後、Windows 7のパーテイションを削除するなり初期化するなりすればOKです。
削除については必要がない為、試していませんが設定変更や表示順位はブートマネージャーに反映されました。
EasyBCD
Windows 7のパフォーマンスやアプリケーションの相互性を知りたい意図もあってVistaと同じソフトをインストールし、スタートアップアプリケーションや環境設定など、ほぼVistaと同等の状態にしてみました。
構築に3日掛かりましたよ(アホとしか言いようがありません)
まずは処理速度ですが、軽いと思います。
Vista側は安全性を犠牲にしてまでストライピング構成しているにもかかわらず、明らかにVistaより軽く感じます。
厳密にはハードディスクのスペックも関与すると思うので、それぞれのベンチマークテストやS.M.A.R.T.を取ってみる必要があるでしょうね。
アプリケーションに関してはちょっと多いので記述できませんが、セキュリティーソフトを含め100前後のソフトがインストールされています。
その全てが通常に動作確認できました。
やはりVistaベースのカーネルだからでしょうかね~。
著名な国産P2Pソフトがちょっとフリーズしやすい感はありましたが・・・
逆にVistaでの動作にadministrator権限を要したソフトがWindows 7では通常に起動できたものもありました。
そんなこんなで、これからはWindows 7をメインに使っていこうと思います。
何しろブートマネージャーの既存OSはVistaにしてあるのに、殆どカーソルでWindows 7をチョイスしている始末ですから・・・